第14回日本臨床栄養代謝学会首都圏支部会学術集会

会長挨拶

この度、第14回日本臨床栄養代謝学会首都圏支部学術集会の会長を拝命いたしました。伝統と実績のある首都圏支部会において大役を仰せつかったことに責任と名誉を感じている次第です。

今回の学術集会のテーマとして「連携の先に見えるもの」とし、診療報酬の重点課題の1つでもある「多職種連携、タスクシフト」が推進され連携が医療の現場での大きなキーワードになると感じ、その先に見えるものを皆様と一緒に模索したいと思い設定させていただきました。そしてサブテーマとして「戮力協心の栄養サポート」とさせていただきました。難しい言葉でありますが、全員の力を結集し、一致協力して任務に当たることを意味しております。栄養サポートは単一職種で出来るものではなく多くのメディカルスタッフの力を結集して協力をしながら最適な栄養サポートを患者に提供されることを意識いたしました。また、2020年から東京都、神奈川県に加え山梨県も首都圏支部に合流され、ご参加の皆様にアクセス良い東京駅直結のステーションコンファレンス東京を会場としてご用意をさせていただきました。私自身は本学会の会員歴は1988年の第3回静脈・経腸栄養研究会まで遡り34年の月日を学会の一会員管理栄養士として歩んでまいりました。当時は参加者のほぼ全員が医師でありコメディカル参加者は皆無であったことを覚えております。その後、学会で多くの学びを深めご縁をいただき米国留学をし、現地においても静脈・経腸栄養の臨床修練ならびにNSTの活動を学んでまいりました。

首都圏支部会において多くの皆様にご参加をいただき、真心を込めておもてなしの精神でお迎えをしたいと思っております。歴代会長の精神を受け継ぎ、地域における臨床栄養の社会的貢献を目標にして大会を運営してゆく所存ですので、よろしくお願い申し上げます。

第14回日本臨床栄養代謝学会首都圏支部学術集会会長

東京医科大学病院栄養管理科長

宮澤 靖